KAOSSILATORを使ってみて

 先日来KAOSSILATORを使った小品をいくつか作ってみているのですが、そこで思ったことを少し。


 KAOSSILATOR、音を出すのは簡単ですが(電源入れてすぐパッドをなぞれば音が出ますから(^^;)、ちゃんとしたものを作ろうと思うとそれなりに敷居が高いので(というより、センスを問われるというべきか)、結構そこで挫折している人っているのではないでしょうか。かくいう私も、KAOSSILATORを買ってから暫くお蔵入りになっていましたし。
 心境の変化としては、DTMを1年ばかりやって、少しは作曲に慣れたのと、前にも書いたように、「KAOSSILATORは音源のひとつ」と割り切って、すべてをKAOSSILATORでやる必要はない=適当でいい(^^; と思えるようになったことが大きいかと。


 いくつか作品を作ってみて思ったのは、やはり、KAOSSILATORでの作曲はフィーリングだということ(^^; とにかく何か録音し、それを再生しつつ音色変えながらパッドを叩いたりなぞったりしているうちに、「あ、これ合うかも」というものが突然現れるので、そうしたらそれを追加録音。そうやってだんだん重ねていくと、それらしいものが出来上がります(^^;

 この自由さが逆に敷居を高くしているという所もあるような気はします。
 私もあまりに自由すぎるとやりづらい方なので(^^; そこはちょっと考えて、最初にリズム部分から入れるようにしています。特にリズムパターンがセットされているP90〜P99辺りで気に入ったものを初めに録音し、後はそれにドラム(d80〜d89)やSE(s60〜s79)辺りを追加してざっとリズムパターンを作成。こうすることで、ある程度イメージを固定することができるので。
 このリズムに身を任せながら、ベース(b30〜b49)やコード(c50〜c59)辺りで音色を変えながらパッドをいじっていると、リズムに合うフレーズが不意に沸いてきたりします。


 あと留意点としては、こまめにFIX機能で録音したものを固定すること、そうすれば、追加録音したものだけ消せるようになり、何度でも録り直しができます。ベースやコードなど、スケールやゲートアルペジエーターがあるとはいっても、パッドではなかなか思った通りに操作できないので。