眼底検査もしてもらった

 前回(といっても暫く前になりますが(^^;)の健康診断で眼底検査をしてもらったところ、「視神経乳頭陥凹の疑い」と言われてしまいました。「視神経乳頭陥凹」というのは、網膜上にある「視神経乳頭」(視神経が集まっている根っこの部分)の凹みが通常より大きいというもので、これはつまり「緑内障の可能性あり」ということ。また、それとは別に、二十代のころから飛蚊症(視界の中にゴミのようなものが常に浮いている)の症状がありまして。飛蚊症は老化現象でも起こるので問題ない場合も多いのですが、網膜剥離によっても生じます。この飛蚊症の症状が、ここ数年かなりひどくなってきていたこともあって、いずれにせよ一度きちんと診てもらおうと思っていたのですが、なかなか時間が取れませんでした。先日、痛風外来に行くために休暇を取ったことから、せっかなので、それに合わせて眼科にも行ってみることにしました。


 こちらも予約して、比較的待たずに診察。まず最初に標準的な検査を行いました。視力測定、眼圧測定(眼の表面に空気を吹き付けるもの)の後、眼底写真を撮り、さらに視野検査。視野検査というのは、一点を見つめながら、視界のどこかで小さな光が光ったらボタンを押す、という検査で、片目ずつ検査して視野の欠損を確認します。緑内障は視野の一部が欠けるので、この検査で緑内障かどうか確認することができます。
 それが終わったところで、一度問診。そこで症状を説明した結果、瞳孔を開いての眼底検査をすることになりました。


 瞳孔を開く前に、眼を麻痺させる目薬を点すのですが、この効果がなかなか面白い。点してから30分程度、徐々にピント調節ができなくなり、ある一定の距離しかピントが合わなくなって、周囲のものがぼやけて見えるようになってきます。その状態で瞳孔を開く目薬を点して検査開始。ここは機械ではなく、実際にお医者さんが眼の中を覗き込みます。
 特に凄いのが、眼底鏡というのを使った検査。眼底鏡という、レンズが入った筒状のものを眼球に押し付けて(^^; 中を覗き込みます。ゼリー状の物質を塗られているとはいえ、眼球に直接モノを押し付けられるというのは、日頃コンタクトなどしていない私には、なかなかつらい感覚(^^;

 そのような検査の結果、網膜剥離緑内障もいずれも問題ないと言われました。視神経乳頭陥凹の可能性については、近視がひどい場合に、似たような症状が起こるとのことで、私の場合も近視に起因する症状だろうとのこと。飛蚊症についても、網膜に問題はなく、硝子体に年齢相応(かどうかは少々疑問(^^;)にシワが寄ってきているもので、要は老化現象の範疇とのこと(^^;

 特段問題はないので、年に1回程度、思い出したように検査をすれば十分とのことでした。


 何はともあれ一安心。眼はかなり酷使していますし、この歳でも未だに近視も進行しているところなので(ちなみに、今回、視力は0.04と言われました(^^;)、視力以外に大きな問題がなかったというのは助かりました。


 いずれにせよ、もう少し眼をいたわってあげないとなあ(^^;