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Android2.2環境でのニコニコ動画再生アプリをチェック

Android

Flash対応ブラウザになったものの

 Desire ZのOSはAndroid2.2で*1、Flash10.1も使えるということで、ブラウザ上から各種Flashコンテンツを再生することができるようになりました。お陰様でFlashコンテンツであるニコニコ動画も、そしてニコ生さえも、ブラウザ上からなら再生することが可能に。再生速度も、flv動画なら、まったく問題ありません。mp4動画の場合、少々カクカクすることがありますが、まあ何とか見られる程度には再生してくれます。とにかく、再生できるというだけも素晴らしいです。


 ただ、ブラウザ上での再生、不満がないわけではありません。
 一番問題なのは、全画面表示がやりづらいこと。ブラウザ上のFlashコンテンツなので、ダブルタップすることで最大化させることが可能なのですが、必ずしも思ったように最大化してくれません。例えば、通常のニコ動再生画面は、左側の動画再生枠、右側のコメント表示枠の二つに分かれていますが、その両方が一体となって一つのFlashコンテンツを構成しているため、それをダブルタップして最大化させても、コメント枠が消えることはなく、動画枠だけを全画面にすることはできません。Flashコンテンツ内、動画枠の下に、動画枠だけを全画面表示させるためのボタンがあり、これをタップすれば確かに全画面表示になるのですが、Desire Zの小さい画面では、押すのが困難(^^; ブラウザ画面をズームさせつつタップするという方法はありますが、ブラウザズームとFlashの全画面とが相まって、操作困難になることもしばしば。
 ニコ動の動画のページで再生するのではなく、ブログに貼り付け可能な、いわゆる「外部プレイヤー」を利用して再生するという方法もあります。こちらであれば、コメント枠がない分、動画枠だけを拡大するのが簡単です。しかし、下部に操作用ボタンが表示されるエリアがある関係で、全画面をフルに使い切って再生することはできませんし、また、動画枠が4:3を前提にして作成されている関係で、16:9の動画などはかなり小さくなってしまいます。
 また、これは、標準の再生ページにも、外部プレイヤーにも共通することですが、音量の変更操作が非常にしづらいです。音量については、マシン本体の音量ボタンで操作するだけでなく、各動画枠下部に音量ボタンがあり、それをタップすることで音量調整をする必要があるのですが、先の全画面ボタンと同様に小さく、タップで操作するのは困難です。


 こういった問題を解消するには、ブラウザによりニコ動を再生するのではなく、ニコ動再生に特化した、専用のアプリが必要となるわけです。そこで、マーケットで検索してみた結果、いくつかのアプリを発見しました。それぞれの説明文を見ると、いろいろと仕様が異なっている様子で、一見しただけではどれが良いのか分かりません(^^; ということで、やむなく全部インストールして試してみることにしました(^^;
 今回試してみたのは、ニコニコPlayer(仮)、NicoRo α版、Uz Nico Viewer、Niroid、NicoVierwer(本日現在、マーケットにおいて「ニコニコ動画」で検索した結果の上位順(^^;)の各アプリです。

ニコ動プレイヤーアプリの分類

 各アプリの説明の前に、説明の都合上、ニコ動アプリをざっくり分類しておきたいと思います。まず、大きく分けて、再生にFlash10.1を必要とするものとしないもの。さらに、Flashを必要とするものについては、AIRアプリとそうでないものに別れます。具体的には以下のとおり。

  • Flash
    • AIRアプリ・・・UZ Nico Viewer、Niroid
    • AIRアプリ・・・NicoViewer
  • Flash不要・・・ニコニコPlayer(仮)、NicoRo α版

 要Flash・非AIRアプリは、非常に簡単に言うと、動画データをダウンロードして、前述のいわゆる「外部プレイヤー」と同様のもので再生を行うというアプリです*2。そのため、上記外部プレイヤーにおける操作上の問題点をそのまま引き継いでいます。
 要FlashAIRアプリは、起動するために、Flashのほか、Adobe AIRをインストールする必要があるアプリです。AIRの分だけメモリ容量(約5MB)が必要になりますが、AIR上で動作する専用Flashビューワが使えるので、柔軟な対応が可能です。
 Flash不要アプリは、Android2.1以前でも使用可能なアプリで、マシンの標準プレイヤーにお任せで再生したり、独自の再生エンジン・プレイヤーにより再生したりするものです。前者はマシン性能により、後者は内蔵エンジンにより性能が決まります。


 では、各アプリについて詳述していきます。

UZ Nico Viewer

 要Flash・非AIRアプリ。前述のとおり、ニコ動の外部プレイヤー同等品を使用して再生しているので、ブラウザ上での再生時と同様の操作性・再生性能。ダブルタップで拡大するが、画面サイズ一杯に表示することはできないし、再生ボタンや音量ボタンが小さくて使いづらい。mp4再生が少しカクカクする。
 マイリストが番号でしか指定できないので、自分のマイリストを簡単に開くことができないのもマイナス。

Niroid

 要Flash・非AIRアプリ。再生能力・操作性はUZ Nico Viewerとほぼ同様。先日まで自分のマイリストを開くことができなかったが、最新のアップデートで開くことが可能になった。

NicoViewer

 要FlashAIRアプリ。起動のためには、別途Adobe AIRのインストールが必要。
 AIR上で動く専用プレイヤーであり、全画面表示がデフォルトとなっている。再生中の動画をタップするとメニューが表示され、再生・停止、コメントのオン・オフ、動画を閉じる、などの操作が可能。音量はマシン本体のボリュームのみに連動しているので、特別な操作は不要。動画終了後にオススメ動画も表示してくれる。
 AIRアプリのせいか、起動に時間がかかることと、通常のブラウザでの再生と同様、mp4の再生が少々カクカクしてしまうのが難点。

ニコニコPlayer(仮)

 Flash不要アプリ。
 mp4の再生は、実はこれが一番スムーズだった。単純に標準プレイヤーにデータを渡して再生しているだけだと思うので*3、標準プレイヤーで再生できないものは再生できないが(Milestoneでは結構再生できないものがあった)、Desire Zでは、約100MBのmp4動画も問題なく再生。
 ただし、flvについては、低画質版の再生となるので、画質、音質とも視聴はかなり厳しい。

NicoRo α版

 Flash不要アプリ。
 ffmpegを内蔵し、それにより動画を再生。mp4については、Media Playerに渡して再生するというオプションもあるが、当方の環境ではうまく受け渡されなかった。
 ffmpegによるmp4再生は、Flashによる再生以上に動画の遅延が酷く、視聴はかなり厳しい。ただし、同じffmpegの再生でも、flvなら十分閲覧可能。
 内蔵ブラウザから動画のページを開いて、そこから読み込むという操作性については、便利なような不便なような(^^;

結論

 以上、ざっと見てきましたが、思ったのは、非Flashアプリだって悪くないじゃないか、ということ(^^; ニコニコPlayer(仮)は、mp4再生なら断トツですし、NicoRoによるflv再生も、Flashによる再生にひけを取りません。この両方がいいとこ取りで合体すれば、実は最強プレイヤーになるのではないかという気が(^^;

 アプリ1本で行くなら、やはりNicoViewerかなあと思います。flvもmp4も、そこそこ(少なくともブラウザ上で見るのと同様のレベル)かつ全画面で見られますし。


 個人的には、基本NicoViewerで再生して、重いmp4については別途ニコニコPlayer(仮)で再生する、という運用になりそうな気がします。

おまけ

 今回、ニコ動アプリを確認するに当たり、合わせて「ナマドロイドα」という、ニコ生再生アプリも確認してみたのですが、当方の環境では残念ながらうまく再生できませんでした。

おまけ・その2

 上で、私的にベンチマークとして使用している約100MBのmp4動画は、こちらになります。御参考までに(^^;

D

 Flashで再生するとかなーりカクカクになります(^^;

*1:先日2.2.1にアップデートされましたが。

*2:おそらく、ブラウザ上で外部プレイヤーを開いているものと思われるが、詳細な挙動については未確認。

*3:アプリのファイルサイズが115KBしかないことからの推測。