Novo7という中華パッドが結構いい

Novo7というタブレット

 秋葉原に行くときには、面白そうな商品がないか一応チェックして行くのですが、一昨日の土曜日に事前チェックをしていたところ、Novo7 Advancedという7インチ中華パッドが売られているという記事を発見。

 [新製品]aniol Novo 7 Advanced(NOVO7 8GB) (2011年10月23日)

 驚いたのはその値段。なんと、店頭価格で13,480円。あの「けっこう安い」と思ったioPad5ですら19,999円でしたから、その安さたるや。しかもAndroid2.3で、嘘か本当か2160p(3,840×2,160)の動画再生に対応。

 ちょっと興味深かったので、ネットで詳しく調べてみたところ、中国のaniolというメーカーが作ったAndroidタブレットだそうです。メーカーサイトにも説明があったのですが、中国語でいまひとつ分かりづらいので(^^; 詳細はこちらで確認。

 http://tabletrepublic.com/forum/ainol-novo7/ainol-novo7-advanced-specs-86.html

 画面は7インチ800×480ドット、静電式マルチタッチ対応、CPUはCoretex A8 1GHz、GPUにMali400というのを搭載しているのがポイントでしょうか。個人的には重さが約350gという点に注目。ioPad5も悪いマシンではなかったのですが、何しろ545gというその重量のせいで使う気がおきなくて(^^;

 でも、ioPad5を手にしてからというもの、7インチサイズのタブレットには非常に興味を持っていまして。7インチを縦持ちした状態でQWERTYタイプのソフトキーを表示すると、両手の親指で入力するのに丁度良いサイズだと感じます。ioPad5では重くて持っていられなかったのとタップの反応が悪かったのとで使えませんでしたが、350gという重量なら、タップの反応さえ良ければ使えそうです。本当かどうか分かりませんが、カタログ上は5点同時タップができると書いてあるので、タップの反応についても期待が持てます。


 いずれにせよ、中華パッドは危険要素いっぱいなので、まずは実物を触ってみてから買うかどうか決めたいと思い、アキバのお店に行ったのですが、残念ながら展示のみで触ることができず。仕方ないので、他に売ってそうな所を回ってみたのですが、他にはどこにも置いて無く、やむなく元の店に戻って購入しました。*1

開封

 さて、何はともあれ開封の儀。

 外箱。
 

 本体表。
 

 本体裏。プラスチックですが、質感は悪くないです。
 

 付属品。説明書、保証書、ACアダプタ、リモコン、イヤホン、USBケーブル、USB-OTG用のホストケーブルもあります。
 

ファーストインプレ

 ioPad5と異なり、全体的にプラスチック製ですが、値段の割には安っぽさを感じさせない作りになっています。裏面パネルも少しラメとか入れてメタリックぽくしてますし(^^;
 画面の質はあまり良くありません。ioPad5やLife Touch Noteと同様、光り方にムラがある感じ。横向きならまだしも、縦向きにすると顕著に感じられます。色味とかは悪くないので、まあ我慢できるレベルかとは思います。
 一番嬉しかったのは、画面タップの反応が素晴らしく良かったこと。ioPad5はおろか、DellStreakすら足下に及ばない反応の良さ。これならQWERTYソフトキーで十分文字入力でいます。その代わり、画面の外枠にある「戻る」「ホーム」「メニュー」といったものの反応が悪く、結構強く押さないと反応してくれません。どうやらメーカーもその点には不安があったらしく、通知バーにも「戻る」や「メニュー」のアイコンがあり、そちらをタップしても操作することができるようになっています。

 とりあえず、標準状態ではマーケットが使えないので*2、日本語表示はできるものの日本語入力はできません。ネットで調べると、rootを取ってmarketアプリを入れる方法があるとのことなので、それを試してみます。

root化とmarket導入

 本当はroot化の前にファームウェアのアップデートを行う必要があるようなのですが、私が買ったモデルは既にバージョンが1.6Tになっており、おそらくファームウェアの更新がなされていると思われたことから、そこを端折り、root化から作業を進めることにしました。

 Novo7のroot化には、こちらのツールを使用します。

 [ROOT] - MID816R2 - Tasselhof - ROOT - Script & Tools - HeroTab MID816R2 - SlateDroid.com

 リンク先にあるDownload Linkから、Tasselhof-RootScript.rarをダウンロードして解凍、Novo7をUSBデバッグモードでPCに接続し、解凍したフォルダ内にある!RUN-ME-Tasselhof-RootScript.batを実行することで、root化に必要なツールが転送され、rootedが行われます。*3
 このツールを使うとマーケットも一緒にインストールしてくれるので、非常に助かります。*4

 ちなみに、Novo7をUSBで接続する際に、ドライバを入れる必要がありますが、それはandroid SDKのusb-driver内にある、android_winusb.infの[Google.NTx86]の最後に

;
;novo7
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0002
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0002&MI_01

を追加してやることで、無事インストールできました。ちなみに、USB\VID_18D1&PID_0002及びUSB\VID_18D1&PID_0002&MI_01については、異なる可能性があるので、デバイスマネージャで、デバイスのプロパティの詳細からハードウェアIDを見て同じものにしてください。

マーケットの不具合

 上の作業でrootedされ、マーケットも無事インストールされたのですが、困ったことにこのマーケット、出てこないアプリがいくつかあります。幸いATOKは表示されたのでインストールでき、無事日本語入力はできるようになったのですが、常用しているtwiccaやTweetDeck、ADWやZeam、GOといったホームランチャーアプリ、*5Catch Notesも表示されません。maketのデータを初期化すると直るというのでやってみましたが、それも効果なし。
 キャリアの設定かそれとも別のマーケットアプリを探してくるか、ここはもう少し調査する必要がありそうです。

*1:触らないままなら買わないという選択肢もあったのですが、丁度2回目に店に行ったとき、目の前でNovo7が2台続けて売れていくのを目にしてしまい、ちょっと焦ってしまいまして(^^;

*2:Gmailは、設定→アプリケーション→Hidden google applicationのチェックを外したら出てきた(^^;

*3:アイコンからすると、Tasselhofってドラゴンランスのタッスルホッフのことに思えるけど。懐かしいなあ。

*4:私はroot時にOption 4も実行してマーケットをアップデートしたのですが、インストールされたマーケットは出てこないアプリとかあって、これはやらない方が良かったのかも。

*5:ホームアプリはLauncher Proだけ表示された。