「小さい」ことは免罪符なのか?F-07Cというマシン

 皆さん、ドコモのF-07Cというマシンを覚えていらっしゃるでしょうか。マニアな方なら「ああ、アレね」と仰るでしょうが、一般的な知名度はかなり低いかと。かくいう私もネットでググっていて「ああ、そういえばそんなマシンあったよね」と思い出したというレベルですから。
 実は、このF-07C、ガラケーのくせにWindows7が使えるという、デュアルOSマシンです。しかもサイズはIS11T並(厚みはIS11Tの倍近くありますが(^^;)。


  http://www.nttdocomo.co.jp/product/concept_model/f07c/

  [asin:B005EKO49O:detail]


 LOOX U以来、小型PCに目覚めてしまい、より小型のPCはないかと探しているうちに行き着いてしまったのがこのマシン(^^; ある意味進化の袋小路。
 どう見てもIS11Tとかぶるでしょ、使い道ないでしょ、バッテリーもたないでしょ、と思いつつ、何となく惹かれてしまい、アマゾンで白ロムが3万円台前半で出ていたのを見てついつい購入(^^;


 メモリは1GB、CPUはATOM Z600 1.6GHzですが、発熱の問題のため、わざわざ600MHzにクロックダウンしているという、なかなか素敵な仕様です。内蔵SSDは32GBあるのですが、eMMCという形式のため、アクセスが非常に遅く、うっかりするとmicroSDの方が速いくらい。これらが相まって、かなり厳しい使用感です(^^;
 バッテリー駆動時間も非常に短いです。標準では、30分程度で「バッテリーが少なくなった」と言って、勝手に携帯モードに移行してしまいます(^^; 省電力設定をいじって、勝手に移行しないようにしても、最大1時間程度しかもちません。せめてもの救いが、普通のスマホ同様、5V電源で充電できること。スマホ用外部バッテリーを繋いでおけば、それなりに使うことはできます。あまり格好よくはありませんが。


 F-07Cは、実用性とかではなく、「このサイズでWindows7が動く」もうそれが全てかと思います。このサイズだから許せるけど、そうでなければこの性能は絶対に許せない(^^;
 でもまあ、それにふらふらっとなって、買ってしまう人間がここにいるわけで(^^;
 いや、結構気にいっているんですよ。質感は悪くないし。
 F-07Cのキーボードの押し心地は、凄い好みだったりします。押してて気持ちいいと感じるくらい。Tabキーや全角半角キーの位置が手前にあるというのも案外使い勝手がいいです。残念なのは、右側のトラックボールの影響で全体的に左寄りだということと、ShiftやFnなどの機能キーがロックがかからず、同時押ししなければいけないこと。これは何とかして欲しかったなあ。


 とにかく素のままでは鈍くてどうにもならないので、いろいろチューニングして使っています。
 ちなみに、チューニングはこちらの方を参考に。よくまとめていただいてあり、大変助かりました。

  F-07C ƒZƒbƒgƒAƒbƒv

 デスクトップ効果関係のサービス停止、CrystalCPUIDによるクロックアップとマッハドライブ導入。この辺りは特に効果的な気がします。
 まあ、これだけチューニングしても、Chromeの起動に30〜40秒かかったりしますので、常用は厳しいですね(^^;