強力な原稿入力ツールとしてのSigmarionIII

 最近、またちょっとSigmarionIIIを使い始めているのですが、やっぱりいい機械ですね。

 とにかく、このキーボードと大画面が秀逸です。これさえあれば、どこでも大量の文書を入力できます。この入力速度は、W-ZERO3[es]などに比べれば雲泥の差であり、入力するのが楽しくなってしまうほどです。

 サイズ、バッテリ駆動時間など、総合的に見て、現在のところ、こと入力に関し、これに比するモバイルマシンは存在しないのではないかと思います。

 そんなSigmarionIIIですが、運用する上で、いろいろと難点が(^^;

 まず、一番の難点は、サポート体制の悪さ(というか無さ)。
 元々ドコモの製品ですが、在庫品処分を除き、すでに販売されていません。以前はアップデートソフトの提供もありましたが、現在はほとんど提供されていません(無料アップデートについては何らかの方法で提供するという話があったのですが、どうなってしまったのでしょう)。

 また、WinCE .NET4.1という、ちょっと違ったOSであるため、動作するソフトが少ないというのも難点です。まあ、いろいろなテクニックによって、PocketPC用のソフトを動かすことも可能のようですが。

 それから、処理速度の問題。使っているうちに、突然重くなるということがよくあります。そういった場合には、さっさとリセットをかけてしまいますが(^^; 起動が速いので、あまり苦にはなりません。これについても、CPUのクロックアッップとか、レジストリを操作するとかで改善するようです。


 まあ、いろいろと問題はあるのですが、このキーボードは捨てがたく、何かと使い続けています。代替機を考えなくもないのですが、なかなかいいものがありません。工人社のSA1Fとか、結構いい感じですが、持ち歩くツールとしてはHDD内蔵というのが、耐衝撃性という点で心配です。もし、ゼロスピンドルタイプが出れば、多少高くても買ってしまうかもしれませんが(^^;