PLANNING HACKS!

PLANNING HACKS!

PLANNING HACKS!


 いかにアイデアを発想し、いかに企画に作り上げ、いかにプレゼンしていくか、すなわち、どのようにプランニングしていくか、そのツールをいろいろ紹介してくれている本です。
 私自身は、単なるデスクワーカーであり、プランニングのような大それたことをする機会はほとんどないのですが、それでも、文書を一つも起案しないことはあり得ません。そういう小さな点まで含めれば、人は多かれ少なかれクリエイターでありプランナーであって、この本にもいろいろと参考にすべき点が見つかります。

 以下、そういう視点での、自分なりの読書メモ(^^;

  • プランニングのパターン化
    • 企画書の型(レシピ集)+データ集(冷蔵庫)+アイデア(スパイス)→アウトプット(料理)
    • レイアウトチャート集(盛りつけ例)
  • 無意識の活用
    • 無意識に気にしていることを意識化・・気になったことを写真に撮り、後で見返す
    • 右脳系ショップを見つけて定期的に刺激を受ける
  • イデアの拡散と収束
    • イデアの二段抽出法・・Feel&Think、拡散と収束、ファクトとコネクティング
    • マトリックス、ネッティング
    • あらゆる事象は、要素、構造、機能に分かれる
    • スケマティクスダイアグラムで作業の構造化
  • その他
    • 部下に与える仕事は2種類用意する
    • 離見の見

 こうして俯瞰してみると、著者の主張は「プランニングすらシステム化できる」という点にあると思います。

 過去に「考具」という本がありました。その本では、アイデアを生み出すための様々なツールが紹介されていました。それらのツールを、本書の考えを取り入れてシステム化すると、より効果的なPLANNING HACKが生まれるような気がします。

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?