1台ですべてを賄うのは諦めている

 いわゆるPDA系のツール、昔は何とか1台にまとめたいものだと思っていましたが、今はそういう欲求はあまりなくなっています(^^;
 PDAが通信機能を持っていなかった昔は、携帯電話のような通信端末とPDAを両方持つことが必須で、それを1台にすることは物理的に不可能でした。
 現在は、多種多様なスマートフォンが販売され、こと通信部分については1台にすることが可能です。
 しかし、この2年、アドエスEM・ONEを併用してきた結果、あえて1台にまとめる必要はないかなあと思うようになりました。


 一番の理由は、使いやすさと持ち運びやすさがトレードオフの関係にあるということ。EM・ONEは大画面&フルキーボードで非常に使いやすいマシンですが、ワイシャツのポケットなどに入れて常に持ち運ぼうと思うとなかなか難しい。逆にアドエスは持ち運びやすく常に身につけていますが、これで長文を打ったりブラウジングをしたりしたいとはあまり思いません。
 アドエスのサイズで4インチ以上の大画面というのがあれば理想ですが、さすがにそれは物理的に不可能です。であれば、あえて1台にすることにこだわらず、同時に運用すればいいんじゃないかと思うわけです。


 補足的な理由としては、バッテリの問題があります。アドエスにしろEM・ONEにしろ、どちらか1台ですべてを賄おうとすると、バッテリ的にかなり厳しくなってくると思います。2台で分業すれば余裕で運用できます。万一、一方がバッテリ切れになってももう1台あれば何とかなりますし。

 それに関連し、バックアップという意味からも複数台運用の方が安心です。1台に何かあっても、もう1台あれば急場を凌ぐことができる。私もアドエスを家に忘れたとき、EM・ONEからGmailでメールを送り、何とか急場を凌いだことがあります(^^;


 そんなことを総合的に考えると、ある程度機能が重複しつつ、サイズが異なるツール複数台併用する、という運用が現時点では満足度が一番高いのかなあと思います。


 と、ここまで書いて、ツール複数運用することを可能にした要因として、通信料金が大幅に下がったという要素があったことに思い至りました(^^;
 そもそも昔は通信料金の問題で、たとえ2台のツールを使うにしても、その両方にそれぞれ通信機能を持たせるなど困難の極みでしたが、今ではそれも何とか可能な価格になってきています。まあ、さらに半額くらいになってくれると嬉しいですが(^^;