過去に作成したテキストメモをEvernoteに全部入れた

 思い立って、過去10年くらいの間に作成したテキストメモのすべてをEvernoteに入れてみました。とはいえ、最近のメモは大体Evernoteに保存しているので、EM・ONEのTomboでメモを作成してた、おおよそ1年前くらいまでの分。

 それらのメモは、最初、SL-Zaurus上でEBtを使って書き始めたもので、その後、SL-ZaurusからWindows Mobile機であるW-ZERO3に乗り換えるに当たって、階層形式メモツールTomboへと引き継がれたものです。

 その後、メモ環境がAndroidに変わりましたが、その際は、新たなメモツールにデータを移行することなく、SugarSyncのようなクラウドストレージにTomboで作成したメモデータだけを保存しておき*1、必要に応じて参照するという形で使っていました。

 以前からEvernoteに入れることも考えてはいたのですが、何分にも数が多くて取り込むのが面倒くさそうだったこと、取り込んだメモが、最近作成したメモとして保存されてしまうこと、メモの多くがブログ記事の元原稿で、必要があればブログを検索した方が速いこと、メモをほとんど見返すこともなかったことから、まあいいかと放置していました。


 それを今回Evernoteに入れようと考えたのは、最近ちょっと過去に作成したメモをひっくり返す機会があったことが大きいです。ファイルストレージではテキスト全文検索ができず、ファイル名検索になってしまうため、探すのに少々手間がかかってしまいました。
 そんなことがあって、改めて調べてみると、Evernoteのインポート機能を使うと、大量のメモもそれほど手間がかからず取り込める様子。そこで、この際、Tomboフォルダに保存されているテキストメモをすべてインポートしてみることにしたわけです。


 実際に取り込みを行ってみたところ、思っていたよりは手間がかかりました(^^;
 まず一つめは、文字コード。SugarSyncではShift-JISのテキストファイルはプレビュー表示で文字化けしてしまうため、元々Shift-JISのTomboメモファイルをUTF-8に変換して保存していたのですが、最初、それをEvernoteに取り込もうとしたところ、Evernoteでは逆に文字化けが発生。HDDの奥から改めて元データを引っ張り出してくる羽目になりました。
 次に問題だったのは、サブフォルダの扱い。Evernoteのインポート機能を見ると、サブフォルダも取り込むように指定すれば、データを取り込んでくれるはずなのですが、サブフォルダについては、なぜかデータの取りこぼしが発生しました。やむなく、手作業でサブフォルダ内のデータを親フォルダに移してサブフォルダを削除し、サブフォルダから取り込む必要がないよう処理しました。

 そんな感じに準備をしてからインポート。取り込み速度はそれほど速くなく、100個のメモを取り込むのに1分くらいかかるという感じでしょうか。単なるテキストメモですから、どれも1KBになるかならないかといった小さなファイルですが、逆にそれがあまりよくなかったのかもしれません。


 Evernoteに取り込むに当たっては、他のメモとごちゃごちゃにならないよう、Tomboというノートブックを新たに作成し、そこにすべて放り込みました。Evernote上ではすべて今日作成したメモということになってしまうので、検索の便宜を兼ねて、作成年のタグを添付。元々作成年で管理していたメモなので。
 実際には検索をかけて必要なメモを取り出すようになると思うので、それほど不便はないかとは思っています。


 結局、メモ取り込みの準備&取り込みで約2時間、その後のサーバとの同期に1時間ほど。思ったよりも時間がかかりましたが、お陰様でメモの数だけは10倍に(^^; まあどれほど使うのかという問題はありますけど(^^;

*1:Tomboのデータは単純なテキストファイルとフォルダであり、通常のファイルシステムからそのまま参照することができます。