Tomboについて
SL-C760からW-ZERO3に移行するに当たり、一番困ったのが、「EBtが使えなくなる」ということでした。WindowsMobile用のEBtを開発されている方もいるようですが、それが完成するまでは、別の方法を探るしかありません。
ということで導入したのがTomboというソフトでした。
暫くTomboを使ってみて思ったことは、思索メモ・アイデアメモという点では、やはり、EBtには適わないということでした。
Tomboは、複数のメモをフォルダによって階層管理できるソフトです。フォルダ構造やメモの形式は独自のものではなく、Windowsのフォルダ及びファイルと同様であるというのが1つのポイントです。そのため、いざとなればエクスプローラのようなファイラや通常のエディタなどでフォルダやファイルを処理することもできるのです。
逆の見方をすれば、Tomboとは、エクスプローラとメモ帳を一体化したものということができるかもしれません。
まあ、これはTomboの基本的機能の話だけであり、Tombo独自の機能として、メモの暗号化や、仮想フォルダといった、強力な機能があります。
特に仮想フォルダは便利で、うまく使うと、時系列による管理と分類による管理の併用や、複数の分類にまたがる文書の管理などが簡単に実現できます。
このように、Tomboは、情報をスクラップして分類保存するという部分では非常に便利です。
しかし、思索メモ・アイデアメモというものは、分類困難なことが多く、残念ながら、Tomboの「分類して管理する」という基本コンセプトになじみにくいように思います。
やはり、そのようなメモを扱うのであれば、EBtのような、「関連するメモどうしのリンク」という方法がいいような気がします。