Novo7advにCWM+CyanogenMod9を入れてみた

 ICS4.0.3でネタも尽きたかなあと思っていたNovo7Advancedですが、コメントでCyanogenMod9が使えるとの情報をいただいたので、試してみたところ、結構よかったのでご報告。

導入方法

 導入方法としては、まずClockworkMod Recoveryを入れ、そこからインストールという手順になります。

必要なファイルのダウンロード

 必要なのは、Novo7Adv用のClockworkMod Recoveryと、CyanogenMod9、GoogleAppsのファイルです。
 いずれもこちらからダウンロードできます。前2つは最新版が一番下の方に、GoogleAppsはresourcesの所にあります。

必要なファイルのコピー

 CWMのzipファイルは解凍し、その中身を全て、CM9のupdate.zipはzipのまま、Novo7Advの/sdcard/に送り込みます。基本、Novo7advをPCにデバッグモードでUSB接続し、adbでPushするという形*1かなと思いますが、microSDカード経由で、ファイルマネージャでコピーしてもいいと思います。*2

ClockworkMod Recoveryのインストール

 xdadeveloplersのこちらの記事のPOST #2にインストールの詳細があるのでそちらのとおりに。具体的には

  1. 必要に応じてrecovery partitonのバックアップを取る。*3
  2. Novo7AdvをPCにデバッグモードで接続。*4
  3. コマンドプロンプトから「adb shell sh /sdcard/install-recovery.sh」を実行。

 CWMの起動は、上述のPOST #2にあるように、reboot-recovery.shを実行するか、こちらの記事にあるように、VOL+&電源ボタン15秒押しでもいけるようです。
 起動後の操作方法は、上記POST #2のとおり、VOLで上下、Power/Menuで決定、Backで戻る。
 ちなみにハードウェアボタンのほか、表面のタッチパネル式ボタンでも操作可能です。

CyanogenMod9の導入

 これも上記POST#2にありますが、

  1. CWM Recoveryを起動。
  2. install zip from sdcard→choose zip from sdcard→落としてきたupdate.zipを選択、実行。
  3. wipe data/factory resetを実行。*5
  4. reboot system nowを実行。

 これでとりあえずCM9は導入できます。

Google Appsの導入

 CM9を入れただけではマーケットはおろかGmailも使えませんので、それを導入。
 ダウンロードしてきたgappsのzipを/sdcard/にコピーしてCWM Recoveryからインストールするのですが、CM9を導入すると、/sdcard/の場所が内蔵RAMではなくmicroSDカードに変わるので、カードリーダなどを利用してPCからmicroSDカードにzipファイルを送り込みました。*6
 その後はCM9の導入と同様にzipを選択して実行。wipe dataは行わずにrebootでインストールされます。

使用感

 使ってみた感じは、思っていたよりもいいです。ICS4.0.3より動作がきびきびしています。
 ICS4.0.3では動かなかったChromeも動きましたが、ちょっともっさり気味なので、あえて使う必要はないかなあという感じ。gReaderのようにGoogle認証を利用するアプリも動きますし、twiccaのようにMAP APIを使うアプリもインストールできました。ATOKも使えてますし、個人的には問題なく使えそう。
 ただし、現時点ではカメラが使えなかったり、動画のHWアクセラレーションが働かなかったり、ブラウザ内でのストリーミング動画再生ができなかったりするらしいので、そういう用途で使うのであれば導入は控えた方がよろしいかと。


 今回のCM9、同じA10チップを使っているマシンは網羅される様子ですから、まだまだ改良・発展の可能性もありそうですし、Novo7Adv、枯れたと思っていましたが、もう暫くは遊べそうです(^^;

*1:「adb push C:\install-recovery.sh /sdcard/」など。

*2:Novo7Advの場合、/sdcard/はmicroSDカードではなく、本体内蔵RAMの一部である点に留意。

*3:LiveSuiteがあれば元のファームウェアに書き換えられるようなので、自分はバックアップ取りませんでした(^^; あくまで自己責任で。

*4:標準ドライバで接続できるはずなので、適宜infなど書き換えて。

*5:データは全て初期化されます。念のため。

*6:adbでpushしてもいいのですが、うちの環境ではうまく転送できなかったのでこの方法でやりました。