ロング消しゴムシャープペン3題

 最近は、ロングタイプの消しゴムを搭載したシャープペンがいろいろと発売されています。先日私が購入したrotring rapidもその系統のものです。
 元来、シャープペンの消しゴムは非常に小さく、おまけ程度のもので、あえて使うとしても緊急用という感じでしたが、最近のロングタイプの消しゴムは、十分実用的だと思います。消しゴムのことを気にせず、シャープペン1本だけあれば安心して書けるというのは便利です。

 さて、私も文房具好きなので(^^;、この手のシャープペンは何本か購入しています。
 最初に買ったのが、ペンテルの「タフシャープ 0.5」という製品です。太めの本体はグリップもしっかりしていて握り易く、消しゴムも本体の太さに比例して太いので消し易い、良い製品でした。しかし、1つだけ問題点が。このタフ、使っていると中で芯が折れるのです。書いていると突然書き味が変わるので、芯を出してみると2センチ程度の長さで折れているのです。芯の送り出し機構の部分に何か歪のようなものがあるのではないかと思うのですが、理由は不明です。個体差の問題かとも思っていたのですが、たまたま同じタフを使っていた知り合いも同じように芯が折れると言っていたので、もっと本質的な問題かもしれません。そういうわけで、残念ながらこの「タフ」は私の一番にはならなかったのでした。

 しかし、この「タフ」で知ってしまったロング消しゴムの便利さが忘れられず、暫く似たようなシャープペンを探したのですが、これといったものがなかなか見つかりませんでした。そんなとき発見したのが、STAEDTLERの「トリプラス・マイクロ」です。軸の断面が三角形という非常にユニークなシャープペンで、ライトグレーとダークグレーのストライプ柄。ダブルノック式で先端部分が収納されるタイプで、もちろん消しゴムはロングタイプ。

 そして今回購入したのがrotring rapidです。製図ペン譲りのロングノーズ、ダブルノックのギミックは、STEADLERより重厚感があり、さすがrotringという感じです。消しゴムが細目なのが難点ですが、ゴムグリップは握りやすく、使っていて疲れません。

 それぞれに特長があって、必ずしもどれか1本を選べないのですが、強いてあげれば、消しゴムの使い易さという点では、軸が太い分消しゴムが太いタフが一番でした。あれで謎の芯折れさえなければ。
 まあ、逆にそのおかげで残り2本の素晴らしいシャープペンに出会えたわけですが。