見える化超入門


 週刊東洋経済2006年1月21日号

 最近、「見える化」に興味があったので買ってみました。本誌では、見える化の基本理念の説明と、具体的事例の解説がされています。

 「見える化」とは、トヨタの生産現場から生まれた言葉で、問題の所在を視覚でとらえられるように明確化する取り組みだそうです。

 「見える化」の最終目的は、「問題の把握と解決」であり、基本的なプロセスは次のようになっています。

 問題の視覚化(情報の共有)
  ↓
 共通認識
  ↓
 現場における自立的解決
  ↓
 解決方法の視覚化
  ↓
 一般化

 つまりは、様々な問題を、各個人が自己の問題として自律的に解決していくための意識こそが「見える化」の本質といえるでしょう。

 それを踏まえた上で、各現場に応じて、様々な具体的方策を検討していく必要があるのでしょう。