脳は直感している

脳は直感している (祥伝社新書)

脳は直感している (祥伝社新書)


 どちらかというと直感は苦手なのですが、最近、直感、というより無意識を効果的に活用することが、今後、人間として大事になってくるのではないかという気がしていまして。端的な例としては、フォトリーディングとか。羽生さんの決断力にも、経験に基づく直感の話が出ていましたし。

決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)


 あらゆる情報に容易にアクセスすることができる現代、単純な記憶力は意味をなくしつつあると感じます。それよりも、玉石混交の情報から、短時間に、いかに有用なものを取りだすか、という能力や、そのほか、機械にはなくて人間にはある能力を高めていく必要があるのかなあ、などと考えると、無意識の能力や直感力を高めていくことが、今後必要になるのではないかと気がしています。

 さて、この本の内容ですが、直感を科学的に説明した上で、それをいかに活用し、伸ばしていくかについて書いています。

 具体的に押さえておきたいのは、次の3つの法則と7つの方法。


直感の法則

  1. 直感は、「そのときその場でその人に」発揮される
  2. 直感は、「非言語的なメッセージ」である
  3. 経験を積めば積むほど、直感力は増大する

直感力を鍛える方法

  1. 五感を使って「知覚」する
  2. 自分が直感したことに、むやみに説明を求めない
  3. 直感に基づいて、迷わずに「行動」を起こす
  4. 対戦型のスポーツ
  5. 脳を直接鍛える
  6. 好きなことだけをする時間を1日15分は持つ
  7. 内なる声に耳を傾ける習慣を持つ


 論理も大事ですが、直感も鍛えていきたいと思います。