同期を使わずに連絡先へデータをインポートする

 4月以降になって、私の部署にも新しい人が何人か入ってきました。業務の必要上、彼らの携帯番号やメルアドをアドエスに登録しておく必要があるのですが、メルアド等を直接打ち込むというのは手間ですし、打ち間違いの危険があります。
 今までなら、別途うちの部署で作成したエクセルファイル形式の連絡表データを加工して母艦のOutlookに取り込ませ、それをActive Syncでアドエスに転送するという方法でお手軽にやっていたのですが、先日もお話ししたとおり、現在、アドエスは母艦と同期できない状況であり、その方法が使えません(^^;


 アドエス単体だけでエクセルファイル等のデータを連絡先にインポートする方法がないかとググってみたところ、「アドレス帳CSVコンバータ」という、CSV形式のデータをPocketOutlokに取り込めるソフトを発見。

 ダウンロードはこちら → ソフトウェア/PocketPC/POCSV - (株)オフィスサービス開発部


 しかし、このソフト、よく見てみると、注意書きに

 インポート時に、連絡先データは一端すべて削除され、その後インポートされますので、注意して下さい。

という一文が(^^; つまり、原則として全データの転送を行うソフトであり、部分的な追加をするソフトではないということですね。もちろん、現在の連絡先のデータをCSVで出力し、それに新規追加分を手作業で追加したCSVファイルを再度インポートするという方法で、新規追加も可能とは思いますが、ちょっと手間がかかりそうです。


 そこで、他にいいものがないかと探してみたところ、vCard形式のデータを追加的に連絡先に取り込むことができるソフトを発見。それが、こちらのConvVCF2というソフト。


 覚え書き ConvVCF2~vCard形式のファイルをPocketOutlookに取り込む


 母艦のOutlookは、連絡先のデータを個別にvCard形式で出力することができるので、


 エクセルデータを母艦のOutlookにインポート → インポートした連絡先につき個別にvCard形式で出力 → microSDカード経由でアドエスに取り込み → ConvVCF2で連絡先に取り込み


という作業を行えば、アドエスの連絡先に追加することができるわけです(何だかかなり回りくどい気もしますが、きっと気のせいです(^^;)。


 で、やってみたところ、一応、無事にアドエスの連絡先に取り込むことができました。
 一つだけ挙動がおかしかったのは、名前の「読み」が反映されなかったこと。先のサイトの説明では読みも取り込まれそうでしたが、うちの環境では駄目でした。そのほか、携帯電話の番号として登録していたものが自宅の番号になってしまったということもありますが、これはvCard形式自体の限界だと思いますのでやむを得ません。とにかくは、電話番号、メルアドとも再度手入力する必要なく転送できたので十分です。

 何はともあれ、便利なツールを公開してくださっているsinsia様に多謝。