iFunboxとiComicで快適に雑誌を読む

 先日Air Sharingで画像化した雑誌を読む話を書きました。Air Sharing、非常に高機能なソフトで、ワイヤレスでiPhoneとデータのやり取りができるなど、これはこれで便利なのですが、転送速度がややもっさりしているのと、雑誌などを読むのに特化しているわけではないので、ビューワに少々使いづらい部分もあることから(普通に画像を見るだけなら十分ですが)、ちょっと別の方法をと思い調べたところ、iFunboxとiComicを使うのが便利らしいとのこと。それぞれのサイトはこちら。

 iFunbox | the File and App Management Tool for iPhone, iPad & iPod Touch.

 404 Error - FC2 WIKI


 iFunboxは、iPhoneをUSB接続したストレージとして使えるようにするWindows用ソフト。合わせて、iPhone内部の一部のディレクトリの操作ができるというもの。これを使うと、USB経由ではありますが、Air Sharingと同様にiPhoneにデータを送り込むことができます。
 iFunboxのいいところは、面倒な設定がいらないことと(iPhoneをUSBに繋げばすぐ認識してくれます)、転送速度が非常に速いこと。ここはAir shringに対する大きなアドバンテージです。


 iComicは、iPhoneに送り込まれた画像ファイル(まとめてzipで圧縮したもの)を快適に閲覧するためのアプリ。FTPサーバを内蔵していて、基本はここにアップロードすることでiPhoneにデータ転送するのですが、データが登録されるフォルダがiFunboxでも操作できる部分なので、iFunboxから画像データを送り込むこともできます。
 操作性は、画像を連続して閲覧することに特化しているので、非常に快適。特に、画面の隅をタップするとページがめくられるのは、片手で読み進む際にとても便利です。雑誌のように細かい字を読むために必要なズーム機能については、ズームした後の再描画がややもっさりしているかなと感じる部分もありますが、Air Sharingに比べて格段に遅いというわけでもなく、まあ許容範囲というところでしょうか。


 この2つを組み合わせると、非常に快適に画像を閲覧できます。画像データをzip圧縮する手間がありますが、それさえしてしまえば、iFunboxによる転送は速いですし、iComicによる閲覧も快適です。


 ちなみに、iComic用の画像データは、/private/var/mobile/Media/Photos/iComoc/ディレクトリに保存されるとのこと。このディレクトリは、iFunboxで言うと、RAWファイルシステム/Photos/iComic/になるのですが、私のiPhoneは、当初このPhotosが見当たらなくて困りました。仕方がないので、RAWファイルシステムの直下に自分で作ったところ、問題なく動作しましたが。


 なお、Air Sharingのデータ保存フォルダは、iFunboxでは見つけることができませんでした。これが分かれば、iFunbox経由でもデータを送り込むことができて便利なんですけど。