昨日のアキバで散財したもの・GALAPAGOS 5.5inch
ついついこんなモノを(^^;
昨日は病院に行く日で、それが終わったら大人しく帰ってくるつもりだったのですが、待ち時間に暇つぶしにネットを見ていたら、こんな記事を発見しまして。
正式型番は、EB-W51GJ-R。GALAPAGOSといえば、そもそもはSHARPが発売した電子書籍リーダーですが*1、よほど売れなかったのか、汎用Androidマシンに変えてしまうアップデートを提供したかと思ったら、発売1年足らずで販売終了してしまったというシロモノ。*2
まあ、普通ならそんな得体の知れないモノには手を出すべきではないわけで、とりあえず実物をひやかしに行くだけのつもりだったのですが・・・結局買ってしまいました(^^;
5.5インチというサイズにも興味があったんですよね。しかも解像度が1024×600と比較的高めですし。
・・・ってなんか最近、新しいモノを買う度に言い訳ばかりしている気がするなあ(^^;
ファーストインプレッション
気を取り直して(^^;
まずはざっくりEB-W51GJを使ってみた感想を。ちなみに、私の買ったのは未使用品と言われましたが、最初からAndroidOS 2.3.3にアップデートされていましたので、以下の使用感はAndroidマシンとして見た場合ということになります。
さて、このマシンに対する感想を一言で言えば、以下のとおり。
まんま中華Padじゃんか。
いやもうほんとここまで中華Padだとは思いませんでした。
まず何と言っても液晶。Novo7でもそうでしたが、上からと下からとでは視野角が大きく違うという、安物中華Padによくある液晶。縦持ちの際にはそれほど感じませんが、横向きにして使おうとすると、右目と左目の見え方が異なるため、非常に見づらいです。LifeTouchNoteと同様の症状ですね。また、1024×600という解像度のおかげで輪郭はシャープですが、6万色しか表示できないせいなのか、グラデーションの表示は苦手なようで、色の変わり目がはっきり分かってしまいます。
とても「液晶のSHARP」の製品とは思えませんね。こんな液晶で電子書籍読ませようなんて。いくら縦向きではあまり気にならないといってもなあ。
もう一点、中華Padを彷彿とさせるのが、WiFiの接続が非常に不安定である点。さっきまで接続されていたWiFiが突然切れたり、電源入れ直さないと再接続できなくなったりします。正に「いつか来た道」という感じです。
その他にも、使っているとやたら熱くなるとか、マーケットに一部表示されないアプリがあるとか、よく中華Padに見られる症状ばかりです。まあ、本体裏側に「MADE IN CHINA」とは書いてありますけどね。
この程度のマシン、本当の中華Padなら2万円くらいで売りそうですが、それをSHARPは4万円で売っているわけですからね。どうなのかなあと思います*3。同じようなことはLifeTouchNoteを買ったときにも言った気がしますけど、SHARPにしろNECにしろ、日本の製造業は駄目なんでしょうかねえ。
操作感は、若干もさっとしています。どうやらプロセッサにARM Cortex-A8系の「Freescale i.MX515」というのを使っているらしいのですが*4、これのクロックは800MHzらしいですので、まあクロック相当の速度かなと感じます。そう思って使えば不満はないです。
微妙なのはタッチパネル。タップの反応は悪くないものの、個体差の問題かもしれませんが、自分の場合、押したときに僅かに右(縦向きに持った場合)に反応がずれるようです。タイプライタ型のソフトキーを操作していると、意識しないと右隣のキーが入力されてしまうことが多々あります。
特筆ずべきは、動画処理性能の高さでしょうか。i.MX515は最大30fpsの720p動画を処理する能力があるそうで、確かに動画は滑らかに再生されます。Walkman Zではまともに再生できないような動画*5もきちんと再生してくれます。
動画プレイヤーとして使うのが吉か
いろいろいじってみた限りでは、電子書籍ビューワとして使うのでなければ*6、動画プレイヤーとして使うのが一番いいのではないかと思います。前述のとおり、結構重いMP4ファイルでも、標準のプレイヤーで再生できますし、Youtubeはアプリから問題なく再生できます。
ニコニコ動画については、ブラウザ&Flash経由ですとHWエンコードが効かず、紙芝居状態になってしまうので、再生用のアプリを使った方がいいようです。ちょっと試してみたところでは、ニコブラウザというアプリがいい感じです。
唯一残念なのは液晶の質ですが、そこだけ我慢できれば、画面も大きいですし、優秀な動画プレイヤーとして使えそうです。
