Droid Pro CM7でイオンSIMを使えるようにする(もしくはDroid ProでイオンSIMを使えるようにするまで・その2)
さて、何とかCM7のインストールまで漕ぎ着けました。イオンSIMが使えるようになるにはもう一踏ん張りです。
まずは、CM7がdeodexであることの確認です。/system/framework/を確認すると、framework.jarの他に.odexファイルはなし。やはりCM7はdeodexでした。これなら例の方法を試すことができます。
早速、こちらから修正パッチを拝借。
ブローヴちゃん: Android + データ専用 SIM での動作修正パッチ
使い方は上のサイトにあるとおり。Droid ProをUSBデバッグモードでPCに接続して、execute.batを実行するだけ。
注意する点は、途中、API Levelを入力する場面で「10」(2.3.3〜)を入力することと、バッチ処理のモードを入力する際に「2」を入力すること。
「緊急通報のみ」にする設定は不要。しなくても「緊急通報のみ」は表示されませんでした。
後はバッチにお任せで書き換え用framework.jarが完成します。
こうして出来たframework.jarで/system/framework/framework.jarを置き換えれば、イオンSIMの電波を掴んでくれるようになります。
しかし、これだけではイオンSIMで通信できるようにはなりません。これに、前回うまくいかなかったこちらの方法
Droid Proでデータ通信可能に! | ごくつぶしの日々
を組み合わせます。
具体的には、リンク先にあるように/system/etc/ppp/peers/pppd-ril.optionsのuser NotUsed@nobody.comをuser bmobile@aeonに、password NotUsedをpassword bmobileに変更し、設定-無線とネットワーク-モバイルネットワーク-アクセスポイント名でイオンSIMのAPNを追加(ユーザー名、パスワードなし)して選択します。
これでついにイオンSIMで通信ができるようになります。
ちょっと見にくいですが、通知バーに「↑↓H」が表示され、通信状態であることが分かるかと思います。
おまけ1・サイドボタンでカメラ起動
先日、サイドボタンが機能しない話をしましたが、ちょっとググったところ、キーマップの設定でCAMERAに設定するとカメラの起動&シャッターが可能となるとの情報があったので試してみました。確かに長押しでカメラは起動できましたが、残念ながらシャッターを切ることはできませんでした。
なかなか難しいですが、サイドボタンが完全に認識されてないわけではないことが分かったので一歩前進かなと。
おまけ2・IMEはフリックWnnですが
IMEはいろいろ悩んでフリックWnnにしています。
最初はATOKを入れてみたのですが、Alt+Spaceでかなと英数の切り替えができるものの、Altがオン状態になってしまうという不具合は相変わらずで、どうしても英数の最初の一文字がAlt+の文字になってしまうとか、SYMキーが殺されてしまい記号が入力できないといった問題があり、使用を断念。
フリックWnnはShift+Spaceでかなと英数の切り替えであるため、SYM(Alt+Space)が使えるのが便利です。OS2.2.1で使っている時はソフトウェアキーボードが表示されることはなく、その点も良かったのですが、CM7にしたら時折ソフトウェアキーボードが出てくるようになってしまいました。ハードウェアキーボードで入力を始めれば消えるので、それほど困ってはいないのですが、できれば完全に出なくなった方が有難いところ。
おまけ3・Google Play拡張
当初OS2.2.1で使っていた時は、ATOKとかtwitcleとかGoogle Playに表示されなかったのですが、イオンSIMを入れて使うようになったところ、ATOKについては表示されるようになりました。こちらはおそらく、キャリア設定によって表示されるされないが決まるアプリなのでしょう。以前ならMarket Enablerというアプリでキャリア偽装できたはずですが、現在はGoogle Playで検索しても出てこない様子。今は使えないんでしょうかね。
twitcleについては、イオンSIMを入れても表示されませんでした。こちらはどうやらCopy Protectedなアプリであることが原因の様子。やむをえないので、build.propでfingerprintを偽装したら、無事表示されるようになりました。
fingerprintの偽装については、こちらの過去記事なども参考にしていただければと思います。