母艦PCを新調した話

 もう半月ほど前になるのですが、母艦PCを新調しました。


 今まで母艦として使っていたノートPCはVAIO typeSZで、かれこれ6年以上使っているマシン。そろそろ買い換え時かなあとは思いつつも、DAW動かしたり動画編集したり、これまで騙し騙しではありながらも大きな不満もなく使い続けてきました。

 いや、正確に言うと、不満はありつつも自分の求めるノートPCが見つからないので買い換えられなかったというのが本当のところ。

 例えば液晶。最近のPCは液晶画面を綺麗に見せるために光沢液晶を使っているものが大半ですが、PCで長時間作業を行おうと思ったら光沢なんて邪魔です。やはり液晶はアンチグレアでなければいけません。

 キーボードは第一にテンキーレス。最近のノートPCはテンキー付きのキーボードが多いですが、液晶の幅に収まるようにフルキーボードとテンキーを配置したら、ホームポジションは当然ながら中央より左にずれます。液晶を真正面に見ないで作業するなんておかしいです。
 さらに言えばキーボードはやはり英語モデルを希望。日本語キーボードは使わないキーが多すぎます。キートップのかな表記も不要です。

 プリインストールアプリてんこ盛りというのも勘弁願いたい。どうせ使わないのに重くなるは動作は不安定になるはでいいことありません。

 そんな我儘ばかり言っていたせいで新しいPCを買うことができず、やむなくVAIOを使い続けていたわけです。


 しかし、ここ最近になってVAIOが調子を崩し始めまして。例えば外付けHDDを認識し損ねるということが度々起こるようになってくるとか、やたらとファンが回り続けるとか、内蔵HDDが変な音を立てているとか、気になりだしたら色々と気になってしまいました(^^;

 そんな折、Ivy Bridge搭載マシンが出始めたということもあって、この際だから新しいのを買おうかという気分に(^^;
 ところが、いろいろ調べてみても、なかなか自分の希望するようなマシンがありません。アンチグレアはまだしも、テンキーがないモデルというのが案外少ない。勿論、小型のモデルなら多々あるのですが、大画面モデルになるとなかなか見当たらず。仕方ないのでキーボードは妥協することにしました。その代わり、スペックは目一杯高く。CPUはCore i7、液晶は17インチ、HDDは積みつつ、SSDアシストを入れちゃおう、などと調子良く積み上げていったら、お値段は15万円ほどになってしまいました(^^; それでもVAIO SZを買った時より安いのですから、いい時代になったものです。


 いろいろ考えて、結局購入したのはHP dv-7000というモデル。

  日本HP dv7-7000

 いわゆる東京生産モデルで、最短5日の納品が売りなのですが、私が注文した際には、注文が殺到したのか部品が調達できなかったのか、結局納品に2週間ほどかかりました。


 性能は大体満足しています。Windows エクスペリエンス インデックスが5.9とあまり奮わなかったのが残念。ほとんどが7以上のスコアなのですが、ドライブ転送速度だけが足を引っ張っています。SSDアシストを入れているのですが、あまり数字には反映されなかったようです。

 唯一残念なのは、やっぱりキーボード。ここは妥協した部分なので、日本語配列もテンキー付きで左寄りのキーボードも文句は言いませんが、キータッチの悪さは少々閉口してしまいます。特にいまいちなのはスペースバー。押す位置が悪いと反応してくれません。今までスペースバーは右手親指で押していたのですが、それではスペースバーの右端を押すようになり、反応が悪いため、左親指で押す癖を付け直す必要があるようです。


 今にして思えば、少し勢いで買いすぎたかなあという気もしています。その後すぐにMac Book ProのRetinaモデルとか出ましたし。それでなくても、今、HP dv-7000の購入ページ確認したら、当時は選択できなかった1.5TB HDDが選択できるようになってるし(^^; まあでもいいんです。母艦PCなんて所詮ブルドーザーやパワーショベルといった重機のようなもの。質実剛健で基本性能がしっかりしていれば十分です・・・と負け惜しみを言うしかないなあ(^^; 持つ楽しみ、使う楽しみは、モバイルマシンで満たすことにします(^^;