超ファイルの技術

 やっと少しだけ時間が取れたので、最近読んだ本のレビューをいくつかしていきたいと思います。

 まずは、こちらの本、「魔法のように片づく!見つかる!超ファイルの技術」。

魔法のように片づく!見つかる!超ファイルの技術

魔法のように片づく!見つかる!超ファイルの技術

 封筒を利用した文書ファイル整理を行いながらも、いわゆる山根式(ファイル名による五十音順)や野口式(使用した時間順)では不便を感じていた著者が、そこに系統別管理を組み込むために考え出した「ダブルインデックス(WI)式」について、そこに至るまでの経緯や実際の運用状況を説明した本です。
 WI式とは、具体的には、ファイル名の上にグループ名によるインデックスを設け、それを使って五十音順に並べることで、グループ別管理を行おうというものです。山根式を自分の使いやすいようにアレンジした方法と言えるでしょう。
 また、WI式では、仕掛中、未処理のものについては、超整理法の時間順管理を併用することとしています。つまり、現在進行形=時間順管理、過去資料=五十音順管理という考え方です。これは、クマガイ式にも通じるものです。
 実際問題、山根式や野口式を実直に運用するよりは、このような工夫を加えて使いやすくしていく必要があるのでしょう。