段取り力

 次のレビューは、

 「段取り力」(斎藤孝・筑摩書房・1200円、ISBN 4-480-81629-1)です。

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

 言わずと知れた斎藤孝さんの「○○力」シリーズの1冊、ちょっと前に、あまりに段取りの悪い人と仕事をしたことから、思わず購入してしまいました(^^;

 この本には、いろいろな段取り力が書かれていますが、結局のところ、段取り力とは、

  1. 全体を見ながら
  2. 手順を細分化し
  3. 余裕を持ったスケジュールを組む

ということなのだと理解しました。

 これって、今、私が悩んでいるタスク管理(タスクの細分化と配置)の話そのもののような気がします。つまり、

   段取り力を鍛える → タスク処理ができるようになる

ということでしょうか。
 確かに、鍛錬によって、タスク処理が簡単にできるようになるとは思いますが、私が欲しいのは、それを容易にするためのツールなんですよね。
 それに、この本、一番重要だと思う段取り力の鍛え方については、「デザインシートに落とす練習をしよう」とあるだけで、実際にどのようにデザインシートを使うのかは書いてないですし。まあ、それを理解するのが段取り力を鍛えることにつながるとは思いますが。