寝ながら学べる構造主義

 久々に知的興奮を感じた本。

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

 私は元々理系の人間ということもあり、哲学・思想というものには疎いです。逆にその分、興味・関心は強かったのですが、専門書などは何だか難しそうで、今まで手を出していませんでした。この本は、たまたま本屋で見かけて、タイトルで買ってみたところ(^^;

 内容は、比較的平易で、通勤電車の中で読んでも十分理解できました。読み終えると、何となく構造主義が分かったような気がしてきます(^^; この本では本当にさわりの部分だけしか扱っていないので、これを読んで「構造主義が分かった」などとは言えないことは間違いありませんが、まあ、個人的には広く浅くがモットーなので(^^;


 ちなみに、この本を読んで私がざっくり理解した構造主義の思想とは、すなわち

 「自分が一番正しいと思ったら大間違いだぞ」

ということなのではないかと思うのですが、どうでしょう(^^;


 とにかく、「構造主義って興味あるけどよく分からない」という方にはお勧めの一冊です。