Xperia Proを引っ張り出してみる

 現在、出先での文字入力ツールとしてはIS11Tを使っています。1日に1回再起動しなくてはいけないとか、少々の不満点を除けばそれなりに満足していたのですが、Xperia ray絡みでネットを彷徨っていたところ、Xperia Proに関する情報も目に止まるようになったこともあって、久しぶりにProを引っ張り出してきてみました。

 現状、手持ちのProは、最初の公式ICSを入れたところでストップしており、rootedもしていなかったので、まずはそこから。
 lockedの場合はカーネルをダウングレードしてzergrushが通るようにしてrootedし、再度アップグレードするという手順を取る必要があるようですが、うちのはunlockedなので、CWMのrecovery.imgをfastbootで書き込んで、CWMからICS用のsuperuser.zipを書き込むことにしました。
 rootedしたらTitanium Backupでアプリのバックアップ。さらに安全のために、CWMによる現状のバックアップ。これで安心してROMいじりができます。

 まずは公式ICSを最新版にしようかと思っていたのですが、いろいろ見ていると、Free Xperia ProjectからCM10(JBベース)のROMがでていることが判明。折角なので入れてみることに。最初、boot.imgを書き換え忘れてインストールできないというポカもありましたが(^^; 無事インストール完了。

 思っていたより、結構ヌルヌル動きます。どうやら標準クロック1GHzのところ、最大1.6GHzまでオーバークロックしている様子。使っていると少々熱くなるような気もしますが、使わなければすぐ134MHz程度に落とすようなので、まあ大丈夫かなと。

 ハードキーボードは、標準設定のままでは記号が少々変でしたが、QWERTYに設定したら直りました。
 相違点としては、地球マークがCapsLockを兼ねているようで、トグルで大文字しか出なくなります。

 標準ではPoboxが入っていないので、こちらを参考にPobox5.1をインストール。

 結構快適なので、IS11Tに代えて暫くこれでProを使ってみようかと思っていたのですが、どうやらカメラとGPSが動かないようです。GPSがNGなせいか、Google Nowが使えないらしく、Google検索をアップデートするとエラーで起動できなくなります。

 カメラはともかく、GoogleMapが使えないというのは少々不便。仕方ないので、ICSベースのCM9を入れてみました。こちらは全ての機能が問題なく使えるのですが、どうもうちの環境では、時折文字表示が乱れて砂嵐のようになってしまうことがあります。
 これはこれで困るので、結局やむを得ずCM7に入れ替えました。さすがにGBベースなので、動作も安定しているようですし、クロックアップしなくても比較的キビキビしています。
 バッテリのもちは思ったよりよくないのですが、build.propに魔法の5行を追加して、framework.jarも置き換えたらセルスタンバイの消費量も減って、少しは長持ちするようになったようです。


 暫くこれで様子を見て、気が向いたらFXP以外のカスタムROMも試してみようかと思います。