工人舎のPM1を復活させる(その2)バッテリーのリフレッシュ

 いろいろありまして、間が開いてしまいましたが、この前の続きです。

 さて、無事Lubuntuを使えることが判明した工人舎PM1ですが、そもそも使わなくなった理由は、バッテリーが干上がってしまったことにあるわけでして、それを解決しないことにはモバイルマシンとしての常用はできません。
 一番いいのは純正品を入手することでしょうが、今となっては入手困難ですし、そもそも純正バッテリー自体にすぐ干上がるという難があったわけですから、同じものを入手しても危険なだけかと。
 ネット上には、バッテリーを復活させる手段として、自分でバッテリーを分解して中のセルを交換したという方も見受けられましたが、当方のような素人がリチウムイオン電池の交換なんてとても手が出せるものではありません。
 最悪、外部バッテリーで動かすということも考えたのですが、ただでさせPC用外部バッテリーが少なくなっている昨今、PM1で使えそうな外部バッテリーは見当たりませんでした。

 何か方策がないものかと、さらに検索を進めると、使い古しのバッテリーをリフレッシュするサービスなるものを発見。

  バッテリーリフレッシュ・セル交換の専門店

  [NBTWPM01]小型軽量モバイルサブノート PMシリーズ標準バッテリーセル交換 - バッテリーリフレッシュ・セル交換の専門店

 具体的には、バッテリーをいわゆる「殻割り」して、中のセルを最新のものに交換してくれるというもの。手持ちのバッテリーを送って作業してもらうという手間はありますが、使えなかったものが使えるようになるのであれば、その程度の手間もどうということはありません。

 ということで、頼んでみました。
 PM1のバッテリーをプチプチで包んで、レターパックで発送。レターパックリチウムイオン電池も届けてくれるんですね。飛行機には乗せられないらしいですが。
 発送してから数日で、ゆうぱっくで戻ってきました。
 見た目は送る前と全く変わっておらず。変な傷も見当たらず、殻割りしたとは思えません。
 でも、装着してみると、ちゃんと使えるようになっていました。

 今回、選べる中で一番容量が大きかった、3100mAhのものにしたのですが、現状、Lubuntuでフルで使って、大体4〜5時間動くかなあという感じです。今のところ、画面の輝度調整ができないため、そこを可能にすれば、もう少し伸びるかなあと考えています。
 まあ、自分としてはそれだけもてば十分です。普段持ち歩く限りにおいては、VAIO Pの標準バッテリーでも困っていないくらいなので。


 何はともあれ、一度は使用を断念した軽量PCが使えるようになったのは、ありがたいことです。